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今から800年前、親鸞聖人が明らかにされた教えを浄土真宗といいます。
初めて勉強する人にも、分かりやすいイラスト入りで、浄土真宗を1から解説していきます。
「死んだらお助け」は大間違い
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キーワード:平生業成

「平生業成」とは、何ですか?
「平生業成」とは、親鸞聖人の教えを漢字4字で表した、いわば「一枚看板」とされている言葉です。-
看板は、その店が何を売っているかを示しています。例えば「八百屋」という看板があれば、野菜が売られているのだな、「タバコ店」とあれば、タバコを売っているのだなと分かります。もし魚屋さんに「タバコ店」という看板が出ていたら、どうなるでしょうか。タバコを買いに来た人は、タバコがありませんから腹を立てて帰っていきますし、魚が欲しい人はだれも来ませんから、その店は倒産してしまうでしょう。ですから、看板は非常に大事なものだと分かります。
「平生業成」って、「平生の行い」ということですよね?
いいえ。-
「平生業成」という言葉は、決して「平生の行い」などという意味ではありません。
ところが世間では、観光バスのガイドさんが、「皆さんの平生業成がよかったから、今日はよい天気になりましたね~」とか、「あなたの平生業成が悪かったから、こんな事故に遭ったんだ」などと、「平生の行い」のことのように思われ、誤用されているのが悲しい実態です。
親鸞聖人の教えの一枚看板を誤解していては大変です。「平生業成」の正しい意味を、よく知ってください。
「平生業成」の正しい意味を教えてください。
平生業成の「平生」とは、死んだ後ではない、生きている現在ということ。-
「業」とは、卒業とか事業の業の字を書いて、仏教では「ごう」と読みます。
親鸞聖人は、人生の大事業のことを「業」と言われています。
大事業といっても、秀吉や家康の天下統一の事業や、松下幸之助氏がやった事業などではありません。人生の大事業です。何のために生まれてきたのか、何のために生きているのか、苦しくともなぜ生きねばならないのか、という「人生の目的」のことです。
その答えを、親鸞聖人はハッキリと示されています。
最後の「成」とは、完成する、達成するということですから、「平生業成」とは、まさしく、「人生の目的が、現在に完成する」ということです。
親鸞聖人ほど、人生の目的と、その完成のあることを強調された方はありません。
「人間に生まれたからには、これ一つ果たさなければならない大事業がある。それは現在、完成できる。だから早く完成しなさいよ」と生涯教えられたのが親鸞聖人ですから、聖人の教えを「平生業成」というのです。
私たちも、仏法を聞いて、一日も早く平生業成の身にならせていただきましょう。
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