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今から800年前、親鸞聖人が明らかにされた教えを浄土真宗といいます。
初めて勉強する人にも、分かりやすいイラスト入りで、浄土真宗を1から解説していきます。
浄土真宗の善知識とは?
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キーワード:蓮如上人

浄土真宗で最も尊敬されるお方は?
仏教の真髄である浄土真宗の教えは、親鸞聖人によって大成され、3代目覚如上人によって要約され、8代目蓮如上人によって全国に普及されました。真宗ではこれら三方を善知識(真実の仏教の先生)と仰ぎ、正しい教え、正しい信心かどうかは、常にこれら三方のお言葉を物差しと致します。-
1点を通る線は幾とおりも引けますが、3点を貫く線はただ1本。同様に、親鸞聖人のお言葉は大変深く、いろいろな解釈があっても、聖人の正しい御心は、覚如、蓮如両上人のお言葉によって鮮明になるのです。
これら三方の信心(安心)は一味ですから、これに異なる信心を異安心といいます。
覚如上人はどんな方ですか?
覚如上人は親鸞聖人の曽孫に当たり、親鸞聖人から如信(聖人のお孫さん)、その如信上人から面授口決されました。面授口決とは、師から直接教えを受けることです。覚如上人が親鸞聖人からじかに教えを聞かれた方といわれるのはそのためです。-
主な著書に『改邪鈔』『口伝鈔』『執持鈔』『御伝鈔』などがあり、名文家として知られています。
『御伝鈔』は、親鸞聖人のご一代を描いた最初の伝記です。上下2巻から成り、聖人の感動的なエピソードを交え、平易に親しみやすく解説されています。中でも山伏弁円が聖人のお弟子になった話は有名です。
蓮如上人はどんな方ですか?
8代目蓮如上人は、親鸞聖人から約200年後のお方です。親鸞聖人の教えを、正確に、多くの人に伝えられた方として、蓮如上人の右に出る方は今日までありません。-
わずか一代で、全国津々浦々に親鸞聖人の教えを徹底されたので、今日、真宗中興の祖とたたえられています。
3頭の俊馬を乗り継がれ、北陸、関東、東北と、精力的に布教を展開されました。その広範囲に及ぶご活躍を知れば、仏教の大学者でもあった上人に、なぜか著書が少ない理由もうなずけるでしょう。上人のみ足にはワラジの緒が食い込み、晩年、あとがクッキリ残っていたと伝えられています。
なぜ蓮如上人の時代に全国に広まったのですか?
まず挙げられるのが『御文章』(『御文』ともいう)です。「文」とあるように、『御文章』は蓮如上人がご門徒にあてて出されたお手紙です。-
親鸞聖人の教えを仮名交じりでかみ砕いて書かれた『御文章』は「凡夫往生の手鏡」といわれます。私たちが助かるに大切な要はすべて書いてあるから、手鏡のように常に手元に置いて読みなさいよ、ということです。ですから、朝晩の勤行で親鸞聖人の『正信偈』とともに拝読されてきました。人から人へ次々に書写され、親鸞聖人のみ教えは、燎原の火のごとく全国に普及したのです。

『御文章』について詳しく教えてください。
蓮如上人がお亡くなりになったあと、孫の円如法師が全国を回りお手紙を集め、5帖80通の『御文』に編纂されました。-
1帖から4帖目までは年代順に、5帖目は執筆時期がハッキリしないものをまとめられています。それ以外に「帖外御文」があります。
数ある『御文』の中でも特に有名なのは「白骨の御文」でしょう。「それ、人間の浮生なる相をつらつら観ずるに」で始まる文章は屈指の名文といわれ、葬式などで読まれますから真宗以外の人にも広く知られています。
かくて弥陀の直説(じかのご説法)といわれる『御文章』は全国に浸透し、真宗興隆に計り知れない役割を果たしました。
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