多くの関心を集める親鸞聖人七百五十回忌を機に、聖人について知りたい、学びたい人があふれています。 親鸞聖人と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは、当時、僧侶には固く禁じられていた結婚を、公然となされたことでしょう。 己の欲望のままになされ、〝自分に正直に生き抜いた方〟と聖人を評価している人もあるようですが、果たしてそうでしょうか?
明治の文豪・夏目漱石はこう述べています。
「親鸞上人に初めから非常な思想が有り、非常な力が有り、非常な強い根柢の有る思想を持たなければ、あれ程の大改革は出来ない。(中略)如何せん独り身の僕は唯女房を持ちたい肉食をしたいと云う、そんな意味ではない。其時分に、今でもそうだけれども、思い切って妻帯し肉食をすると云うことを公言するのみならず、断行して御覧